鼻炎になると鼻水が出る、鼻がつまる、くしゃみが出るなどします。
風邪とは違う症状となり、熱や体のだるさが強く出ることはそれほどないのですが、症状がひどくなると頻繁に鼻をかむ必要があったり、鼻での呼吸がしづらかったり、鼻がつまっているせいで声が出にくくなったりと、日常生活に支障が出ることも多いです。
この鼻炎の治療を希望するときに利用するといい病院の一つが耳鼻科となります。
こちらで行われている鼻炎の治療ですが、まずは患部となっている鼻を確認します。
内科では鼻の奥を直接確認するのも限界がありますが、耳鼻科では鼻の奥を確認するための器具の用意があるため、これらを使って医師が鼻の奥を直接確認します。
これによってどんな鼻炎の可能性があるのか、そして別の病気の可能性がないか調べるのです。
鼻炎の可能性が高いと診断された場合、その原因を診察時に検査で調べる場合もあります。
たとえば花粉症などのアレルギーは鼻炎を引き起こす原因となりがちなものですから、それが疑われるときはアレルギー検査が行われます。
血液を使った検査となり、これで何アレルギーがあるのかを調べるのです。
ときにはこのような検査も活用しつつ、その鼻炎の症状を調べていきます。
特定のアレルギーによる鼻炎の可能性が高いとわかれば、今起きている鼻炎の原因の説明と対処法の説明が医師から行われ、なるべく原因となるアレルゲンを排除するようにアドバイスされたりします。
そして鼻炎に効く薬が処方されることも多いです。
アレルギーが原因の可能性が高いときは、アレルギーを抑える飲み薬や点鼻薬など使うことで鼻水や鼻づまり、くしゃみなどを緩和できます。
どれくらい緩和できるかは元の症状にもよりますが、薬を使うことでほとんど症状が気にならなくなるくらいに緩和できる場合もあります。
効きが悪いと思ったら医師に相談し薬を変えるなど調整してもらうといいでしょう。
鼻炎は完治するのかというと、これは症状や原因によっても変わります。
耳鼻科で治療を受けることで症状が治まり、薬が切れても鼻炎の症状があまり起こらなくなることもありますが、そうでない場合も珍しくありません。
薬が切れるとすぐに元に戻る場合はまた病院を受診し、薬をもらう形となります。
薬が切れないように定期的に通院すると鼻炎が気にならなくなります。
そうではなく鼻炎そのものを完治させたい場合は医師に相談してください。
特異的免疫療法や手術など、その他の治療法を提案してもらえる場合もあります。
ただしこれらが効果的かは症状によりますので、診察を受けた医師とよく相談することが大事です。
